ある人が鉄道会社に行って文句を言ったそうです。 「駅のホームと車内の放送はなんとかな りませんか。 電車に乗るたびに同じことを聞かされてうるさいんです」 と。 しかし、駅員は 「お気持ちは分かります。 確かにうるさいと思う方もいらっしゃいます。 ですけれども、 初め て乗る人やまだ慣れていない人のために必要なんです。 どうぞご理解ください」 と答えたそう です。

私自身も初めて行ったところでは、乗り換えの案内や次はどこの駅かアナウンスがあったほ うが便利だと思っていました。 ですから、私はこの駅員の説明を聞いて、 それは安全のために 必要だし、それが公共の場所のサービスだと思いました。 ところが、それはちょっと変だと思 う人がいるようです。

ヨーロッパに住んだことがある友人は私と違って、 あれは本当に迷惑だと思っています。例 えば、パリの地下鉄は複雑だけれども、 全然放送が流れないそうです。 それはずいぶんと不親 切だなと私は思うのですが、彼は周りの人が困っている人を助けてあげれば 「音」は要らな いと言います。

私は毎日電車で通勤していますが、 その 「騒音」 にすっかり慣れてしまって何も感じなくな ってしまったようです。 でも、彼の話を聞いて、 公共の場所についての考え方が国によって違 うのかもしれないと思いました。

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